夢色片思い

BluePhobos2007-11-10

付き合ってるのに片思い」の PV を観た。PV の視覚的な世界観は和と月夜のイメージで、ハロプロとしては少し美勇伝寄りというところだろうか。



美勇伝の世界にこんばんはーとお邪魔しつつ、脚のパカパカはカントリー娘。の「浮気なハニーパイ」に浮気して、人差し指でのツンツンは振り付けのインパクト特大なモーニング娘。の「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」をアレンジして←←→→に。ただ、くまいちょーは完全にアレンジしきれておらずほぼ↑↑になっているあたり、もしや↑↑スキぢゃなそなた。天から舞い落ちるキラキラとそれを見上げるイメージはさくら組の「晴れ 雨 のち スキ」の PV のワンシーンのイメージで、サビでのカメラのフラッシュパシャパシャなシーンはおとめ組の「友情〜心のブスにはならねぇ!〜」チックにクール・ビューティに。サビ前の「Ah〜」というタメは、音楽ガッタスだろうか。衣装はどことなく「THE マンパワー!!!」を意識したようなところもあったりして。膝下を白がクロスするところとか。





なんとなくだが、Berryz工房のメンバーがお気に入りのシングル V の DVD を持ち寄って鑑賞会を開き、視覚や聴覚など多角的にこれイイ!これ可愛い!ここカッコ良くなくなくなくなーい?(笑)と、細かいことは気にせずに皆でワイワイと選んだシーンやイメージが反映されているような感じかな。もちろん、実際にやったとすると楽曲の多さと意見の不一致で選考は超難航しそうだけれど。ただ、℃-ute のイメージを選んでいない(ように見える)ところに、℃-ute に対する負けず嫌い感がちらほらと見えたような気もした。


一方、曲調は非常に Berryz らしさが出ていてこれは彼女たちしか歌えない、歌わせないような曲調。それにしてもノリノリである。「笑っちゃおうよBOY FRIEND」、「VERY BEAUTY」、「告白の噴水広場」とリリースされる楽曲の BPM が下降し続けており、次はさらにスローテンポで来るか?と密かに注目していたのだけど、「ファイティングポーズはダテじゃない!」級の Berryz 色の濃い楽曲で攻めて来た。忙しく上下を行ったり来たりするベースとチャチャチャチャ!と歯切れの良い高音の組み合わせがユニークさを強調し、やっぱり Berryz工房の曲だなぁと思わせてくれる。楽曲と衣装・セットとのミスマッチに少なからず眉を顰(しか)めた方もおられるのかなと思ったのだけれど、このミスマッチさやダサさ、未完成さや未熟さのようなものが Berryz工房というグループの魅力であり、「だがそれがいい」と言えるのが Berryz のファンであると思った。


この PV でも「笑っちゃおうよBOY FRIEND」でもそう思ったのだけれど、Berryz工房の PV は「夢色」が強いように思う。夢色片思い。あなたの夢色は何色ですか。「夢・夢・夢の中♪」という歌詞に加えて、かぐや姫を彷彿させる物語とそこに登場する女の子たちという設定や、風船で空から降りてくるポニーテールの女の子たち、陽射しが差し込む教会にたたずむ女の子たち……というふうな非現実性や自由度の高い物語性というのも Berryz工房の魅力の一つなのかな。次はどういう物語を演じるのだろうと思わせる魅力やワクワク感といったような感じで。

夢(ゆめ)とは、睡眠中に起こる体感現象の一種。また、見た者の将来に対する希望・願望を指すか、これから起き得る危機を知らせる信号とも言われる。転じて、希望や願望そのものをさす場合もある。


http://youtube.com/watch?v=x5_p804Z1o0

夢 - Wikipedia

そう言えば、ずっと前に熊井友理奈は「虹を歩いてみたい」という夢を語っていたっけ。是非とも PV 化希望 :)