ハロプロ楽曲大賞 2010 を振り返る
どもどもあけおめ。今年も継続してマイペースにハロプロをウォッチしていこうと思ってますのでどーぞよろしく。年末にはスマイレージがレコード大賞の最優秀新人賞に見事選ばれ、そのホットでタイムリーな映像が恒例のハロプロ楽曲大賞の結果発表イベントの冒頭でも放映されたようで、その会場の盛り上がりが Twitter と狼スレの実況を通じて伝わって来るようでした。そんなハロプロ楽曲大賞 2010 を振り返りたいと思います。
楽曲部門
順位 | タイトル | ユニット | 点数 | 票数 |
---|---|---|---|---|
001 | Danceでバコーン! | ℃-ute | 548pts | 222票 |
002 | 涙ッチ | モーニング娘。 | 442pts | 165票 |
003 | 大きい瞳 | 亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな(モーニング娘。) | 423pts | 172票 |
004 | 夢見る 15歳 | スマイレージ | 391.5pts | 189票 |
005 | 友達は友達なんだ! | Berryz工房 | 349pts | 122票 |
006 | カタオモイ。 | Buono! | 305.5pts | 123票 |
007 | Independent Girl 〜独立女子であるために | Buono! | 284pts | 130票 |
008 | キャンパスライフ 〜生まれて来てよかった〜 | ℃-ute | 219.5pts | 102票 |
009 | 元気者で行こう! | 真野恵里菜 | 211.5pts | 115票 |
010 | グランドでも廊下でも目立つ君 | 須藤茉麻・熊井友理奈(Berryz工房) | 208.5pts | 96票 |
昨年はスマイレージ旋風の年となるも一昨年の Berryz の「ライバル」のような断トツトップは叶わず、代わりに ℃-ute が「Dance でバコーン」(以下「バコーン」)で他を圧倒した結果となり、昨年に引き続きベリキューがいかに愛されているかを数値でもって確認できた年だった。2010 年がスマイレージ旋風だとすると 2009 年は真野恵里菜旋風の年……、にも関わらず真野ちゃんの「はじめての経験」は前回第 4 位。そして今回のスマイレージも同じく第 4 位、ということで、一年でブレイクして評価されてその勢いでトップをゲッツすることの難しさもまた感じられた。あとは、曲数が少ないながらも Buono! の強さと娘。の存在感も見逃せないポイント。特に娘。は亀井・ジュンジュン・リンリンの卒業があったので、それを受けてファンの心に強く響いた 2 曲がランクインされた結果となり、同 2 曲を投票した身としては嬉しかったな。
1 位の「バコーン」は岡井ちゃんの踊ってみた動画が注目を浴びた効果が作用しまくっているだろうとは言え、楽曲部門で正直ここまでの支持を得るとは予想外だった。PV 部門ならまだしもねぇ、という感じ。個人的には、この「バコーン」の楽曲としての魅力はそれほどでもないかなと思っているのだけれど、曲調から現場での盛り上がりとか高揚ぶりを察すると「歌って踊って楽しめる」というハロプロ楽曲の原則みたいなものに非常に忠実な曲であって、そこが評価されたと言えるのかも知れない。それにしても、この岡井ちゃんの踊ってみた動画を今見てみると 90 万というアラサーならぬアラヒャクマーなえらい再生回数になってるでないの!2010 年は岡井千聖旋風の年!と言い切ってしまっても良いレベルですなこりゃ。
他で注目すべきは、4 位のスマイレージ「夢見る 15歳」(以下、「夢フィフ」)の投票数が 189 票と、投票数で見ると 2 位、3 位のモーニング娘。よりも高いところ。票数が高くて点数が低いということは、0.5 点とか 1 点台の低い点数でも投票したファンの数が多いということになるので、それだけ幅広い層で一定の評価があったとも解釈できるかと。この「夢フィフ」リリース当初のファン間での評価はあまり良くなかった記憶があって、そういう経緯があってもここまでの支持を得たというのは驚き。和田彩花パートの「イ〜ヤフォンで!」のヲタ絶唱も話題になったしね。でもまさかレコード大賞で二度聴けるとは思わなんだよ……。
PV 部門
順位 | タイトル | ユニット | 点数 | 票数 |
---|---|---|---|---|
001 | 友達は友達なんだ! | Berryz工房 | 603pts | 218票 |
002 | 元気者で行こう! | 真野恵里菜 | 296pts | 153票 |
003 | Danceでバコーン! | ℃-ute | 203.5pts | 103票 |
004 | オトナになるって難しい!!! | スマイレージ | 200pts | 95票 |
005 | Bravo☆Bravo | Buono! | 196pts | 102票 |
006 | 元気者で行こう! (ディレクターズカット Ver.1) | 真野恵里菜 | 158.5pts | 64票 |
007 | キャンパスライフ 〜生まれて来てよかった〜 | ℃-ute | 151.5pts | 85票 |
008 | シャイニング パワー | Berryz工房 | 140pts | 75票 |
009 | マイ・スクール・マーチ | おはガールメープル with スマイレージ | 132pts | 63票 |
010 | 女と男のララバイゲーム | モーニング娘。 | 130.5pts | 64票 |
ご覧の通り、「友達は友達なんだ!」(以下、「友友」)のブッチギリっぷりが顕著過ぎた結果に相成ったとさ。前回も「ライバル」が 1 位で、Berryz は今年も映像面で魅せてくれたよ。私ぶるふぉぼ。が投票した作品と、候補に選んだ「Bravo☆Bravo」「マイ・スクール・マーチ」なども全てトップ 10 にランクインされていて、全体的に投票が分散よりは集中気味だった影響もあるのかなーと推測しつつ、自分の評価がマジョリティな内容であったのも再確認できたのもよかったな。
ただ、予想外なのが 10 位の「女と男のララバイゲーム」。前回のエントリにも書いた通り、昨年のモーニング娘。の PV は自分の中で評価に値しない作品ばかりで残念だった思いが強く、正直、この PV に関しても(というかこの作品に関しては特に)どこが評価されたのか未だにわからんのです。
いつからか PV について考える機会が多くなった気がしていて、楽曲の曲調や歌詞から一つの世界観を創り出してそれをいかに映像化して表現しているか、ということも評価の一つの軸としてあると思うことが多々あった。最近のハロプロ、特にモーニング娘。や ℃-ute などの PV はメロディ、歌詞、衣装、振り付け、背景(場所)がそれぞれ異なる世界観を持っていて足並みが合っていない印象があり、Berryz や Buono! は比較的それらの息が合っていて世界観としてまとまっている印象が強いなと。「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」の PV がとても好きなのだけれど、これも一つの世界を作ってるよね。まぁ、そんな感じです。
推しメン部門
順位 | メンバー | 票数 |
---|---|---|
01 | 嗣永桃子 (Berryz工房) | 82票 |
02 | 鈴木愛理 (℃-ute) | 45票 |
03 | 亀井絵里 (ex.モーニング娘。) | 40票 |
04 | 矢島舞美 (℃-ute) | 39票 |
05 | 夏焼雅 (Berryz工房) | 35票 |
06 | 高橋愛 (モーニング娘。) | 31票 |
07 | 菅谷梨沙子 (Berryz工房) | 30票 |
08 | 道重さゆみ (モーニング娘。) | 28票 |
09 | 熊井友理奈 (Berryz工房) | 26票 |
10 | 新垣里沙 (モーニング娘。) | 25票 |
桃子ぶっぱキタコレ。二連覇且つ前回よりも票を大幅に伸ばして来たという躍進ぶり。昨年の桃子で印象的なのは「友友」PV でのフィーチャーと「ももち図鑑」。あとは、桃アタックとかピンキードリルとかの必殺技、「雄叫びボーイ!」メイキングでの天敵(笑)千奈美とのやりとりも心に残ってたりして、何かと昨年も注目されたメンバーの一人だった。他のメンバーを前回結果と見比べると、亀井と雅が大幅アップ、れいなが大幅ダウンで他はほぼそのまま推移という感じかな。モベキマスの「マス」の勢いからスマイレージの長身組和田前田、真野ちゃんあたりはひょっとしたらトップ 10 に食い込んで来るかも、と予想していたけれど、やっぱり「モベキ」の層は厚かった。