第 10 回ハロプロ楽曲大賞 2011 投票

BluePhobos2011-12-05

楽曲部門

5位 Berryz工房 / ガールズタイムス (1.0pt)

(7)Berryzタイムス(初回限定盤)(DVD付)

(7)Berryzタイムス(初回限定盤)(DVD付)

平均年齢ではすっかりお姉さんグループになり、その貫禄からか後輩メンバーを始めあの道重さゆみまでもが圧倒されるほどの彼女たちだけど、外見だけ大人になっても中身は女の子で昔からほとんど変わらないイメージの方が強いんスよね、Berryz工房って。きっと本人たちも周りからどう見られているのかは気にしているのだと思うけど、彼女たちの等身大を表した曲こそがこの曲なんでないかなと思う。一緒にお喋りしてほっこりしよ、みたいな優しさを感じる。そんな飾らない「ほっこり」が好き。この曲を BGM にして Berryzお姉さんたちと楽しく歓談する機会をどこかで設けてほしいと思った。

4位 ℃-ute / 世界一HAPPYな女の子 (1.5pt)

世界一HAPPYな女の子(初回生産限定盤A)(DVD付)

世界一HAPPYな女の子(初回生産限定盤A)(DVD付)

聴いていて気持ち良い爽快感みたいなものと前向きな女の子の力強さみたいなものとの好循環で文字通りハッピーをたくさん受け取れる曲。メロディがシンプルな分だけ歌詞がストレートによく入り込むし、共鳴し合うサビの歌声も気持ち良さのポイント。ポジティブなハロプロ楽曲は星の数ほどあるけど、この曲のポジティブさはタイトルにもある通り世界一レベルなのでその中でもかなりのモンやでー。目標は高く大きく、ポジティブにいきまっしょい!というメッセージが詰まってる。

3位 真野恵里菜 / My Days for You (2.0pt)

My Days for You (通常盤)

My Days for You (通常盤)

「ありがとう」を伝える曲では例えば松浦亜弥「風信子」があるけど、彼女と同じソロという点と 20 歳という年齢を迎えたという点でこういう曲が特に沁みるものがある。この曲をピアノで弾く真野ちゃんの姿を是非見てみたいな。アイドルというのはファンに夢と元気を与える一方で非常に繊細でか弱い存在であり、それをファンが応援して支える、という双方向の構図がこういう曲を聴く度に頭に思い浮かんでは色々考えさせられ、楽しくもなり切なくもなる。

2位 スマイレージ / ショートカット (2.5pt)

ショートカット【通常盤】

ショートカット【通常盤】

世界一HAPPYな女の子」とはまた異なる多幸感に溢れる曲で今年でおそらく一番聴いた曲。「シューティングスター」と迷ったけどね。好きな点は A メロ、B メロ、サビの流れが自然で気持ち良いのと、サビの「タッタカタッタカ」というリズム、サビの前半と後半を女の子の心境の如く切り替える「ないもん!」、最後の小川紗季の「旅したい」。


しかしそのフレーズを歌う小川紗季はもうおらず、当時ショートカットになって劇的な可愛さを見せた前田憂佳も今年の末に卒業が決まり、曲を聴く度に二人を必ず思い出すというハロプロでは避けて通れない道をこの曲でも歩むことになるけど、曲として見るとホント名曲と言い切りたいほどに好きな曲ので、残ったメンバーで歌い継いでいってほしいところ。

1位 モーニング娘。 / 彼と一緒にお店がしたい! (3.0pt)

この地球の平和を本気で願ってるんだよ!(初回生産限定盤B)(DVD付)

この地球の平和を本気で願ってるんだよ!(初回生産限定盤B)(DVD付)

9 期と 10 期が入り、モーニング娘。のみならずハロプロの新たな時代の幕開けとなったのだけど、その革新っぷりを最も感じさせるのがこの曲。「ギャグ100回分愛してください」を彷彿させるイントロと狂乱のようなバックのピアノ、間奏のギターリフでテンションも上がるし、モーニング娘。の楽曲が奏でる楽しさとはやっぱりこうでなくては、と強く思う。


さゆの「ちょっ!」や「あ〜」、れいなの「う〜ん」など、ピッチを一瞬上げたり外したりするのは久住小春の曲でもあったように思うのだけど、言わばそういった遺伝子も加わってさらなるスパイスとなっているところもポイントかな。あと、加入当初から見てる側からするとさゆはホント歌上手くなったなーと感心する。そんな成長したさゆとれいなの歌声はもちろんのこと、存在そのものに安心感すら感じるようになったので、モーニング娘。はこれからまだまだイケる、とそう思ったのでした。

MV 部門

3位 真野恵里菜 / My Days for You (1.0pt)


真野ちゃんカメラ片手にぶらりとお散歩、みたいな気楽さとナチュラルさが何より良い。こういうところも松浦亜弥と被るんスよね。良い意味での脱力感と言うか。ありのままを見せる映像というのは被写体の魅力に依存する部分が大きいと思うけど、この MV が良いと思うにあたってとどのつまり何が言いたいかと問われるとやっぱり真野ちゃんは可愛いということに多くが包含される、ということになるのです。


ちなみに、真野ちゃんが持ってるカメラは「IHAGEE EXA 1c」というカメラだそうです。google:image:EXA 1c カメラ女子のハロメン、というのものこれまた趣があってグッジョブ。

2位 ハロー!プロジェクト モベキマス / ブスにならない哲学 (Group Lip Ver.) (2.0pt)


過去作で言うところの「HEY!未来」「女子かしまし物語」のようなメンバーが入れ替わり立ち代り変わるシステムの自由度をさらに高めたらこうなった、という感じの MV。こういうコストをかけずに個性に委ねて作った作品というのが一時期のハロモニ的というか、楽しそうなメンバーを「眺める」というイメージの強いもので、賛否両論ありそうだけど個人的には自由奔放、天真爛漫でこれはこれでアリかなと思う。


個人的な見所は花音&あやちょのカップリング、譜久村&勝田&竹内のトリオ、熊井ちゃん&生田のハイタッチ、桃子&千奈美が付かず離れず行動してるところ、あとはガキさんの「ほらほらあんたも映りなー」的な後輩メンバーの手をとる配慮が見れて高まった。

1位 モーニング娘。 / 彼と一緒にお店がしたい! (3.0pt)


周りが AKB48 や KARA ばっかり聴いてハロプロを聴かない理由の一つとして「幼い」というのがあると思っていて、こういう映像もまたそういうイメージの拍車をかけるのかと思うと残念でならないけど、真っ直ぐな楽しさって実は本来こういうもの、言い換えるとこういった楽しさ満開で何がどう転んでどう飛び出るかも分からない映像ほど面白いものはない、夢中になれるものはないとつくづく思う。


この MV はそういう点に富んでいて、幼稚性を非難するのは簡単だけど、人間には大人になってもどこかには子どもな部分が必ずあって、楽しいときや嬉しいとき、驚いたときなどにはそういう部分を感情として素直に(子どもらしく)出せる方が人間としてより幸せなのかも知れない、と思った。ハロプロの楽しい MV を見る度にそう思うことがある。大袈裟だけど、ハロプロの MV には人として学ぶべき点があるのかなと思っていて、そういうことを気付かせてくれたこの MV には素直に感謝したい。