乃木坂46の初単独ライブに行って来たよ

BluePhobos2012-08-16

Twitter のタイムラインで乃木坂46の初の単独ライブが大阪と名古屋であると知り、乃木坂46には前々から気にはなっていたので応募し運良く大阪公演に当選したので行って来ました。18:00 頃開始で 20:15 頃終了。観客約 2,500 人。

乃木坂46が8月13日(月)Zepp Namba(OSAKA)、8月14日(火)Zepp Nagoyaにて行うライブの詳細が決定しました。...|ニュース|乃木坂46公式サイト

感想とか

ハロプロ現場との違い

まず、Zepp Namba の 1F/2F が全て埋まる 2,500 というオーディエンスの数と、入場料(1,200 円)とライブ・ボリュームのギャップにびっくり。ミニライブならまだしも 1,200 円で 2 時間超えのライブなんてハロプロではまずないもんね。ハロプロ現場経験のある立場から新鮮だったのはヲタ T 率の圧倒的低さ。タオルも少なかった気がする。ファン層が若年寄りなのは時代ということもあるしもはや言うまでもないかなー。あと、公演中にサイリウムを客席前方から後方に向かって放り投げるファンがいた。虫取り網があったらそれで掬いたかった。

未熟さと稚拙さと不完全さと

メンバーについては生駒里奈だけは知ってる程度のド新参レベルだったけど、比較的声援の大きかった白石麻衣橋本奈々未松村沙友理あたり個性があって印象に残った。生駒ちゃんもイイけど市来ちゃんキャワ(笑) ハロプロで間違いなく目が肥えているのだろうけど、ダンスにおいては鞘師や石田のようなキレは一切なく、全体でのまとまり感も弱くて粗が目立った感じ。歌も同様で声量がもっとほしいところ。ただ、いつかつんく♂も言ってたけど、未熟さとか不完全さ、稚拙さといったところはアイドルの醍醐味でもあり、逆にそういったところが見え隠れすることで夢に向かって努力する意気込みや向上心などがより伝わる、成長が実感できるなどの面がある、と思うことが今まで何度もあったけど、今回はそれを強く思った。ハロプロは完成度が高く、このあたりの未熟さや不完全さが霞むんでね……。

何もかもわからないところからのスタート

昔はハロプロASAYAN とかでオーディション風景とかセンター争いとかを映していたけど、ああいうギラギラ感というか熾烈さ、ハングリーさみたいなものの片鱗が乃木坂46から感じられた。どこか懐かしい体育会系な感じ。キャプテンの桜井玲香が一年を振り返るくだりで「最初は歌もダンスもできない、どうやって歌いながら踊ればいいかもわからない、右も左もわからなかった」と告白していて、そこから一年間成長してこのライブステージに立っている、と考えるとかなり胸アツになった。オーディション当初の道重さゆみみたいな。ハロプロにあるもの/ないもの(足りないもの)、乃木坂46(などのアイドル)にあるもの/ないもの(足りないもの)、という観点で比較したりして鑑賞するのも面白いね。

アカデミック

学園とか制服のようなアカデミックなイメージというと数年前のBerryz工房とかが思い浮かぶ中、平均年齢 16 歳という現在の乃木坂46が楽曲のイメージも手伝ってちょうど良いマッチング具合を放っているように思う。ライブ中にジャージに着替えたりとか、アカデミックな乃木坂46をちょいちょい挟んで来る演出が楽しみなのと、それを彩る等身大というのはやっぱり強みだなと思った。

で、今野って誰やねん
  • ファンA 「コンノってモーニング娘。にいたよね?」
  • ファンB 「ああ、いたいた」

それ、紺野ね。ってのはさておき、こんこんが忘れ去られてなくてなんかホッとした。

視野を広げることの楽しさ

ハロプロだけを観て他は極力見ない」という拘りにだんだんと虚しさのようなものを感じるようになって来た。視野を広げて他を見ることで今まで見えていないものが見えて来る、というのはやっぱりあると思う。ハロプロメンバーにも「ハロプロ曲は歌うけどそれ以外のアイドル曲は一切歌いません!」というようなハロプロ愛に溢れた、あるいは溢れ過ぎているメンバーが少なからずいると思うけど、そういう殻は良い意味で取っ払ってもらって、より柔軟に色んなアイドル曲に触れてほしいなと思うのでした。

セットリスト

  1. 走れ!Bicycle
  2. ハウス!
    • MC1 (自己紹介)
  3. 涙がまだ悲しみだった頃
  4. 狼に口笛を
  5. 左胸の勇気
    • MC2 (自己紹介)
  6. せっかちなかたつむり
  7. 人はなぜ走るのか?
  8. 音が出ないギター
    • MC3
  9. オーマイガー!
  10. 会いたかった
  11. Beginner
  12. ぐるぐるカーテン
  13. おいでシャンプー
  14. 失いたくないから
    • アンコール
  15. 会いたかったかもしれない
  16. 走れ!Bicycle
  17. 乃木坂の詩