着信アリ

遂に見ました。以下、ネタバレを含むんで、まだ見てない方はご注意を。


武器が包丁ではなくて、カッターナイフだとヤバかったね。佐世保の同級生殺害事件を彷彿とするんで。

彷彿と言えば、破れた写真なんかは「呪怨」を思い出した。まぁ、「リング」にも写真が出てきたから、写真を使うことは仕方ないとしても、別に破かんでもよかったんかも。

驚いたところは、腐敗した母が手を伸ばすところは、まぁ当然として、あとは、吹石の足元に毛が伸びてきたところかな。
前者は、油断させといて・・・みたいな手法だけど、後者は緊張状態の上で、毛を伸ばす(滑らせる)ことで、恐怖(というか不気味さ)を感じさせるのはなかなか。

「ボイス」や「呪信」も携帯を使ってたけど、いやーうまいこと考えたなぁというのを一番感じたのは、「着信アリ」ですな。留守番電話や着信履歴、アドレス帳という便利な機能を、うまく恐怖に転換してます。

さすがに、電源を切ってもかかって来たりするところや、壊して水に浸けても手元に戻ってきて着信するところは、非現実的やったけど、まぁ多少の矛盾は仕方ないっか。

結局のところは、期待以上の作品でした。個人的には、もうちょっとグロ度を抑えて、死んだ姉の怨念のような恐怖を増せば、よりよいと思った。もうちょっと、姉に目を向けた時間があればよかったかな。

ビデオ、携帯、と来たら次は何かな。パソコンかな?