VERY BEAUTY に棲むオトナとコドモ

BluePhobos2007-03-04

もう既に Dohhh UP! にも YouTube にも公開されている「VERY BEAUTY」を聴いてみた。松浦亜弥の「草原の人」とどことなく共通点がありそうな爽やかな印象を受け、悩みながらもオトナに近付こうと努力する姿が思い浮かんだ。以前から自称オトナな桃子にとっては、悩む必要ナッスィングなはずだけれど、きっと「よりオトナ」を目指しているのかな。果てしなき闘い。


Berryz工房ももう 3周年ということで、桃子に限らずそれぞれが自分が思い描くオトナへと一歩一歩近付いているんだなぁと実感できる一番の曲かも。この曲を歌う今の Berryz工房にはまさに「草原の人」の間奏部分の


"オトナになるって 難しいんだな……"

"オトナになるんだ もう泣かないさ"

の台詞が似合う。似合い過ぎる。「VERY BEAUTY」のサビの部分にも


"素敵な女性に なりたくて 涙を我慢しても 毎日 元気に生きてゆく それが 魅力よ それが 女性よ"
"素敵な人生 みつめてる オトナに近づくから 毎日 元気で美しく それが 魅力よ それが 女性よ"

という歌詞があるところとかも。「草原の人」の Berryz Ver. が聴いてみたいなぁ。


ちなみに、さっき「周年」をタイプしようとして「しゅうねん」を変換したら「執念」という、爽やかさとは対極の単語が真っ先に出て来てびっくらこいたのだけれど、その直後に、汗だくでダンスレッスンをしている Berryz工房の姿が頭に浮かんで来た。考えてみると、3周年、重い言葉だなぁ。あ、汗だくの Berryz の中には「ハロモニ。」でのあのエアロバイクを必死にこぐ茉麻の姿もあった……(笑)



あと印象に残った点は、サビのキーが高めのところ。サビに入ると裏声と地声が何度か入れ替わるのだけれど、あれはつんく♂のヤロー(石橋貴明口調)が意図的にキーを調整したのではないかなと。おそらく、あのヤロー(しつこい)の策略を読むと、裏声と地声を入れ替えさせることで悩みながらもオトナになろうとしているコドモを表現したかったのではないかなと思う。オトナが裏声でコドモが地声。さらに、歌詞を見ると、「素敵な女性」とか「素敵な人生」というフレーズがオトナに当たり、「毎日 元気に」とか「毎日 元気で」というフレーズがコドモに当たると。やりをるな、つんく♂氏〜。まるで、オトナとコドモを自在に操る魔術師。



ただ、個人的には Berryz工房のメンバーにはまだまだ、「元気があればー何でも出来るー」アゴ出気味の感じ、もしくは「元気があれば何でも出来るのだー」と腕組み + 腹巻の感じで居続けてほしいと思う次第であります。そう、つまりは元気があれば、きっとオトナにもなれるのです。



ただ、(ハイここで「草原の人」の間奏入ったー)


"背を伸ばすって……難しぃんだな"