ずっと舞美のターンのソースを探る

BluePhobos2008-02-11

「今年の MVP は矢島舞美で決まりじゃね?」と、今年になってまだ 2 ヶ月半ほどしか経っていないにも関わらずそう強く思ってしまうぐらい舞美が推され過ぎだと感じる今日この頃。「過ぎ」と表現するには些か大袈裟かも知れないけれど、「16歳の恋なんて」で先月は歌番組からひっぱりだこ、そして先月末には写真集「爽・空 (そうそら)」をリリースして、その「二刀流」を手に各種雑誌に掲載されるというブレイク模様の流れを見る限り、これはもう「過ぎ」レベルと言ってしまってよかですか?よかですね?そして、Yahoo! Japan のインターネットガイドの表紙を飾ると、それに勢い付いたかのように舞美は R25、MEN'S NON-NO、ファミ通、と次々とペーパーメディアにも登場し、℃-ute の新曲「LALALA 幸せの歌」では遂にセンターに躍り出て、さらに 2/7 の誕生日も重なって「ずっと舞美のターン!」という感じで、ここまでブレイクすると舞美に対して嫉妬心を抱くメンバーもいるのではなかろうか……、的な要らぬ心配をしてしまうぐらい。もちろん、舞美経由で ℃-ute知名度がアップするのは嬉しいのだけどね。FF5FF6 チックに例えると、「まいみ」のアビリティは「にとうりゅう×みだれうち」がピッタリかも。



このずっと舞美のターンのソース(源)、言わば舞美に「にとうりゅう×みだれうち」のアビリティを身に付けさせたものは何だろうとふと考えてみた。MEN'S NON-NO の記事には

レコード大賞や紅白など、年末年始の音楽番組にたくさん出ていたので、「このかわいい子は誰なんだ〜!!」と気になっていた人も多いですよね。

MEN'S NON-NO WEB | メンズノンノ ウェブ

とあるように、紅白とレコード大賞の出場というのがまずある。これがでかい。そして、ただ出場するだけではなくて両番組で共に舞美のソロでのフレーズを映したというのがある。これがさらにでかい。℃-ute を全く知らない層にとっては ℃-ute も気になるけれどこの「心の中を 見抜いてほしい」というフレーズを一人だけで伝える舞美も気になることは必至。「桜チラリ」や「めぐる恋の季節」などは舞美よりも愛理をフューチャーした曲であり、今までの流れで行けば「都会っ子 純情」の一番美味しい始めと終わりのソロ・フレーズは愛理が担う可能性大なのだがそこを敢えて舞美で、ということで「都会っ子 純情」が舞美のターンのソースの一つ、特にこのソロ・フレーズが大きなソースなのだと思う。



さらに「都会っ子 純情」のソロ・フレーズに舞美が選ばれた理由、背景は何だろう、というところまで考えてみたけれどこれに関してはつんく♂ P の頭の中ということで、ソースを辿るのはここまでが限界。ただ、つんく♂ P のコメントによると、

出だしの台詞に矢島を起用しましたが、彼女のまっすぐな性格がこの曲の主人公ととてもオーバーラップしたので、選抜しました。

http://www.tsunku.net/cute.htm

とあり、また、とにかく熱い文章を執筆されることで有名な BARKS タンは、

高校一年生という時期で、子供から大人になろうとしている(ある意味モラトリアムな年齢の)舞美が、“でもね私子供じゃない”という台詞。等身大の彼女だからこそ、言える。そんな彼女が言うからこそ、この言葉が息を飲んでしまうほどに迫ってくる。

℃-ute「都会っ子 純情」と矢島舞美の女の子の決心 | BARKS

と記しており、まさに舞美自身がリリースされる楽曲とそのタイミングにマッチしたということかな。つんく♂ P はよく娘。のオーディションでも「今娘。にいないキャラがたまたま出て来た」などのタイミングを重視するような発言をしていたような記憶がある。となると、つんく♂ P が「都会っ子 純情」を書くときに思い描いた主人公が舞美のターンのソースと言えそうだけれど、それはすなわち、舞美のターンのソースは舞美自身、ということになるのかも。自分で制御できない性格という部分が上手く作用した結果、にとうりゅう×みだれうちを可能としたという感じで*1、そして(弱そうだけど)「あべさん」を仲間に加えてビシバシ、という感じで今に至ると。


人生も野球もそうだけどホントに何が起こるかわからんもんで、昨年の夏頃に「都会っ子 純情」ソロ・フレーズに舞美を選んだつんく♂ P も、ここまでの舞美のターンを引き起こすとはおそらく思っていなかったのではないかな。それと同時に舞美を見ていると、中澤裕子飯田圭織清水佐紀などのユニットのリーダー(的存在)は色々な局面においてどちらかと言うと一歩引いた位置でメンバーを見守るという位置付けのイメージが強かったけれど、前に出るか否かとリーダーであるか否かはもはや関係なくなったとも思える。今後、誰のターンが来るか、そもそもターンが来るのかさえも予想不可だけど、もし「ずっと○○のターン!」が来たときにそのソースを辿っていくと、意外なことが発見できるのかも知んないな。

*1:なんかこう書くと怒りによって真の力を発揮する孫御飯みたいだけど(笑)