「恋愛ライダー」と信号機

BluePhobos2008-02-03


恋愛ライダー」の PV を観て、「恋愛戦隊シツレンジャー」の PV がデジャヴした。両者の共通点は緑・赤・黄という配色であり、色の三原色の RGB(赤・緑・青) や RYB(赤・黄・青) とは異なっているのだけれど、ここでピコーン!と気付いたのが、信号機の配色。日本ではよく「青信号」と言うが正確には「緑信号」であり、「恋愛ライダー」も「恋愛戦隊シツレンジャー」も信号機の色に対応する行動を恋愛に上手く結び付けた楽曲だと思った。ときには勢いでガンガン進み、ときには相手の行動や発言に注意しつつ、ときには立ち止まって相手について考える、というふうに。



恋愛ライダー」にも「恋愛戦隊シツレンジャー」にも「恋愛」という二文字を含んでいるのはダテじゃない!と言えば大袈裟かも知れないけれど、信号機と絡めて仕事にも遊びにも、そして恋愛にもメリハリが必要だ(Z)ということも伝えていると捉えると、また違った見方ができて面白い。あと、「恋愛ライダー」の PV に出て来る同心円は信号機の点灯する丸い部分で、矢印は右折や直進など特定方向のみへの進行を認める矢印信号といった具合に、PV にも信号機をイメージしたような描写があるあたりも、信号機とのリンクの強さを感じると言いますか。

信号機と言えば、ドイツでは歩行者用信号機のサインとして少女「ソフィーちゃん」のシルエットが使われていたり、台湾では↑のように歩行者信号に動くシルエットを起用していたりと世界を見渡せばユニークな信号が多い中、桃子走り Ver. の歩行者信号とかあると超ウケるんだけど、ある意味危険?それ以前に「歩行」ではないっか……。



配色に触れたついでに、メンバーカラーの配色にも触れてみると、愛理はカッパ好きということもあってか緑がガチのガチといった感じ。一方、大のピンクコレクターとして有名な雅は赤をゲッツ。PV では雅の背景にはピンクが登場するのでここでも雅がご機嫌さんと。ただし、桃子もピンク大好き派(と言うよりは我がピンク!)であるにも関わらず黄をチョイスせざるを得ない、という状況が既に滑稽だなと。考えてみれば、最近の桃子は黄色のイメージが強いせいか、桃子の中の色の優先度が「黄>桃」となっているのではないか、な〜んて思ったりもするが実際のところはどうなんでしょ。



初期の桃子が憧れていた石川梨華も大のピンク好きだったにも関わらず、黄色の衣装を多く身に纏い、その結果、黄色 = ザ・梨華カラーとなったイメージが強いのだけれど、桃子も彼女と同じ道程を歩んでいるように見えて仕方がない。いじられキャラという意味の道程も含めてね。「ピンク好きないじられキャラは黄色に染まる」という次なるケースの出現を楽しみにしつつ、これからもハロプロの配色を楽しみたいと思う。