ジンギスカンのアッパー感と高揚感

BluePhobos2008-02-23

Berryz工房の「ジンギスカン」の勢いがとにかくものごっつい。公開当時の Dohhh! UP の PV コンテンツはこの世のものとは思えないほどの重さ(接続までにかかる時間の長さ)をもたらし、YouTube のコンテンツでは最多のもので 16,535 回(現時点)という再生回数を誇り、さらにはハロプロとは親和性が高いとは言い難いあのニコニコ動画においても、アップフロント史上最高とも言えそうな 19,799 回(現時点)という再生回数を誇っている。で、実は本家の再生回数をも超えてしまっていると。2008 年のハロー・ブレイク・オン・ザ・ウェブはこの「ジンギスカン」に決まり?


ジンギスカン - Berryz工房‐ニコニコ動画(RC2)


Dohhh! UP も YouTubeニコニコ動画などのように再生回数や注目度といった類の情報を表示して、どのコンテンツがどの程度注目されているかが訪問者にわかるようにすると良いのにと思うのだけれど、敢えてそうしていないのは我が道を往くというポリシーなのか、もしくは内部では既に集計しているのか、はたまた単に技術がないからか、どれなんかいのぅ。まぁ、情報表示することでさらに重さが増すのはご勘弁だけど :p


さてさて、「ジンギスカン」のブレイク要因は何だろうと考えたところ、一つはアッパー感ではないかと思った。「ウッ!ハッ!ウッ!ハッ!」という掛け声を聴くと「恋のダンスサイト」を思い出すのだけれど、そのときの「ウッ!ハッ!」の振り付けは真っ直ぐにパンチである。正拳突き。ベクトルとしては前方向なのに対し、「ジンギスカン」の「ウッ!ハッ!」ではボディブローしてから両手を上げるような振り付けで、上方向のベクトルである。歌詞にもそれが表れている部分があって、「恋のダンスサイト」の御馴染み「セクシービーム」は前方向、「ジンギスカン」の「一緒に 手を翳(かざ)せ」は上方向という感じで。再生回数も注目度も中毒度も全部ひっくるめて上にやってまえーってな感じかな。




あとはやっぱり園児というオーディエンスの存在が増幅させる高揚感というやつね。「ノリ」に近いものがあるかも。今までのハロプロの PV にもこれぞというべき盛り上がるナンバーにはオーディエンスがいて、思い浮かぶのでは「ここにいるぜぇ!」とか「原色GAL 派手に行くべ!」あたりかな。オーディエンス越しにメンバーが映るというライブ的なアングルが個人的にはグルーヴ感溢れてたまらんのです。この「ジンギスカン」のブレイクぶりを見ると、やっぱり皆ライブが大好きなのだなぁと感じた。PV は本番(ライブ)に向けた事前演習、ということを耳にしたことがあるけれど、事前演習も臨場感↑↑だと習得度が違ったりして。




高揚感と言えばこれまたチョー高揚可能なコンテンツがあったのを思い出したのでご紹介。タイトルは「モーニング娘。フジロックフェスティバルに出演させてみた」というもので、オーディエンスが超熱いので要注意。メロン記念日のライブとどっちが熱いんじゃい、というのは置いておいて、歌っている曲は「大阪 恋の歌」のロックリミックス Ver. でこれまたつんく♂ P が喜びそうなロックなナンバーとなっとります。これほどまでの高揚感を娘。や Berryz℃-ute などで観られるかと言うと難しいとは思うけれど、今後の楽曲、特に「ジンギスカン」や Buono! のロックな楽曲では今までよりも↑↑な高揚感を楽しめるのではないかな。