オトナな梨沙子とコドモな梨沙子との再会
菅谷梨沙子写真集 『Ring3 〜リンリンリンッ!〜』 (DVD付)
- 作者: 川田洋司
- 出版社/メーカー: キッズネット
- 発売日: 2008/02
- メディア: 大型本
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菅谷梨沙子
なるべく真正面であり、光量・明るさが左右なるべく均等という条件の下で選んだ梨沙子はこの梨沙子。14 歳でもうすぐ 15 歳の梨沙子どすえ。髪型のせいかも知れないけれど、前回の 1st の頃と見比べると若干オトナに近づいた印象があるかな。1st の頃との違いと言えば、一つには眉毛があるかも。眉毛が笑ったときの桃子の目の如く細くなった。雅曰く、メイクを落とすと梨沙子は麻呂になるそうで。まぁ雅の眉も十分細いけど。
オトナな梨沙子
前回とは順番を変えてまずはアダルトな方から。例によって、これが梨沙子の右顔同士を合わせたオトナな梨沙子。ど、どうもお久しぶりでございます……。一段とおキレイになられたようでビックラコイタでございます。前髪の中央付近に違和感を残すというのは以前のままに、さらに顔立ちが整った感じ。よく、TV などで黄金率の顔か何かのモデルとして登場するイラストに似てる気がしないでもないけれどいかがっしょ。あと、ちょっと雅入ってるかなとも思った :) 髪もしっとりウェーブで、思わず「綺麗なお姉さんは好きですか」のテロップでも流したくなるような雰囲気。やはり、オトナな梨沙子は今でもオトナだった。
コドモな梨沙子
そしてこちらが、梨沙子の左顔同士を合わせたコドモな梨沙子。や、やぁ、お久しぶり……。前髪のせいで顔面積が狭いせいか、なんとなく前よりも幼く見えるのは気のせいだろうか。ただ、くせ毛のカーブ具合が以前の面影を残しているあたり、間違いなくあのコドモの梨沙子である。どちらかと言うと、前よりもずっと本来の梨沙子っぽい梨沙子でもある。顔の輪郭に目を向けてみると、以前と同じようにオトナな梨沙子がよりシャープ、コドモな梨沙子の方がよりふっくらとしているように見えるあたりが、オトナとコドモという階段の段差が感じられるポイントか。こっちの梨沙子は真顔よりも笑顔の方がいいかも……と今にも笑い出しそうなぐらい自然なコドモな梨沙子を見つめつつ、こちらも同様にコドモな梨沙子は今でもやはりコドモだった。
左顔美人説と左顔が与える印象について
ここで、人の顔の非対称性や左右の表情などについて調べてみると、非常に興味のあるエントリを発見したのでご紹介。
さて、ここでもうひとつ。人の脳は右脳、左脳に司られていることは周知だと思います。左脳は、論理的なものの考え方(知性)を、右脳はひらめきや情緒的なものの考え方(感性)を司っています。アーティストは右脳の活動が活発だといわれるのも、ここですよね。で、左半分の顔は右脳(感性)に、右半分の顔は左脳(知性)に司られていることを考えると、左の顔がより表情が豊か、本来のその人の顔をいえるというわけです。
http://blog.arecole.com/?eid=48136
以前のエントリでは人の顔の(対照的な)非対称性について触れるに留まり、脳の働きとの関連については全く触れていなかったので激しく「なるほどー」と思ってしまった。確かに、右脳は身体の左半身を、左脳は右半身を制御しているというのは学生時代の生物の授業あたりで習った記憶があるし、右脳はイメージや直感、ひらめきや芸術性に関連し、左脳は言語認識や論理思考や計算などを司ることから、芸術家は右脳が発達している傾向が強く、数学者は左脳が発達している傾向がある、というのも習った覚えがあるような。
で、これが表情にまで表れると。表情も結局は脳が表情筋を収縮させた結果生まれるものだから、というこってすな。感性の左顔に知性の右顔……とすると、気持ち良いぐらいにこの考えが梨沙子にも当てはまる。単に、オトナとコドモが共生しているだけではなく、それぞれが「生きる」場所にもしっかりとした意味があるのだと勉強になった。こういう見方で写真集を見ると、また違った楽しみ方ができそうな予感。特に、「Ring3〜リンリンリンッ!〜」の表紙などはもうね、嫌と言うほどわかりやすいぜよ、「左顔美人説」。というか「左顔キャワワ説」(笑)
一般的に顔の右側は左側よりも顔の全体像に「近い」印象をあたえるらしいのです。
ほぼ日刊イトイ新聞-主婦と科学。
相手の顔の右側の特徴が先に脳で処理されるので私たちの脳の中では相手の右側が「優勢」になって顔の右側が顔の全体像に近いとみなされるのだとか。
あと、人の顔を認識する際には左顔が顔の全体像の印象に近くなるという結果もあるみたい。この傾向も、今回の「コドモの梨沙子が本来の梨沙子っぽい」にズバッと当てはまる。梨沙子に限らず、ハロプロメンバーのオフィシャル写真などでは比率的には右顔よりも左顔をカメラに近く向けるような写真が多いように思う。
ちなみにこの桃子の写真を見る限り、彼女はあくまで「右顔美人説」を主張している模様。右顔は計算の左脳が司るということで、これは「右顔美人説」を主張していると見せかけるための計算であるに違いない。さらに、右顔ということは梨沙子でいうところのオトナな方ということで、桃子はやはりオトナだった。