つんく♂愛

BluePhobos2008-03-11

ハロプロメンバーが映った数多くの写真の中でつんく♂が一緒に写っている写真を見ると、特にメンバーの皆がイイ顔をしているように見えるのは気のせいだろうか。錯覚だろうか。もちろん、だからと言って他の写真写りが悪いというわけでは全くなく、どの写真でも各々イイ顔はしているのだけれど、つんく♂と一緒だと表情が柔らかいと言うかとても自然で楽しそうに見える。この柔らかい皆の表情を見る度に、彼は本当にメンバーから尊敬されているのだなぁ、慕われているのだなぁと痛感するのだった。



もし彼が、漫画「タッチ」に出演するグラサン + チョビヒゲ + 竹刀という三種の仁義……ではなく三種の神器を兼ね備えた柏葉英二郎のような風貌だったとしたらどうだろう。そして、レコーディングでも自分が納得するまでは決して帰さず、涙なども全く通用せず、時には手が出るほど徹底的に厳しく指導するタイプだとしたらどうだろう。こんな柔らかい笑顔は絶対に生まれないはずである。と、さすがに柏葉英二郎は極端過ぎる例であるが、見れば見るほど自然で爽やかなメンバーの笑顔を生むのはプロデューサーとしてのつんく♂の「優しさ」がポイントかなと。




一番最初に彼の優しさを感じたのは、娘。に加入したばかりの 4 期だけで「ハッピーサマーウェディング」をレコーディングする風景が放送された ASAYAN。当時、3 期の合宿オーディションで後藤真希に厳しかった笠木先生のインパクトがデカかったせいもあるが、全く揃って歌えない 4 人に対してつんく♂は優しかった。

今 4 人で歌っててバラバラやったけど、ものすごいどないすんねやろっていう衝撃はあったけど、でもそれとおんなじだけものすごい可能性を感じるのよ。すごい希望を感じる分、このままやったらヤバイでって思うねん。揃っているからいいっていうことじゃなくって、そんなこと俺が注意してるのではなくって、別に今日やったことがいけないって言うてるんでもなくって、早くメンバーに追いつこなっていうことを言いたいだけ。で、それが追いつけない人じゃないと思ってるから。でもサボったらどんどん離されていくよ。あいつらまだまだ伸びてくから。

危機感を与えつつも 4 人を落胆させないように言葉を慎重に選んでいるような感じがした。もちろん、番組として撮影していたから優しく接していたともとれるけれど、彼の場合はそのあたりは気にしないような気がしてならない。カメラが回っていようがなかろうが素な感じ。


次に優しさを感じたのは Berryz工房の「友情 純情 oh 青春」のレコーディング風景の様子にて。もちろんメンバー全員が幼いということもあるが、とにかく熱心で丁寧、そして親切。Berryz工房が怖がる学校の先生に比べたら何百倍優しいだろうか。つんく♂はメンバーが少しでもその場を楽しめるような雰囲気を作ろうとしている気がした。黄色い声で多少騒いでも注意などはせず、和やかな雰囲気で進むレコーディング風景に少し驚いた。つんく♂さん、ホンマに優しいッスわと。



いつもこんなに和やかかと言うとそれはいくらなんでもとは思うが、間違いは優しく指摘してゆっくりと一緒に補正し、注意するときには自信を喪失させることなく楽しませるというそのバランスが絶妙なのだと思う。ここまで優しく接するには理由があるのかも知れない。自分が選んだメンバーということもあり、「やればできる」「ここまで言えばできるはず」という信頼関係のようなものとか。あとはキャラとしての信頼関係もあって、これは特につんく♂TV!!などのフランクな場でよく見られるのだと思う。このリラックス具合が信頼関係の絆の強さを表しているに違いない。そう、そしてきっとこの呼称も互いの信頼関係の絆の強さを……。くっ、やはり楽しませてやがるっ。


口調は大阪弁で見た目は獅子のよう、とギャップが大きいけれどメンバーにとっては優しい優しいお父さんのような存在のつんく♂を見ていると、プロデューサーとしての己の指導ポリシーを真っ直ぐに貫いていると強く思うのだった。優しさ > 厳しさの奥にあるものは何か。意外と「エロ」だったりして。



つんく愛の営業方針―心のトレーニングしようよ!

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