失敗を恐れる少女 R

BluePhobos2006-08-14

「CDデータ」には「タナカめせん」というコーナーは、れいなの視点で本人が書いた月一更新のプチブログのような感覚で記事が楽しめるという素晴らしいコーナー。今回でもう第三回目を迎えるのだけれど、その内容もさることながら本人の写真や文字の修飾、そして本人が描く自画像なども存分に楽しめるという一石二鳥、あ、三鳥みたいな*1コーナーとなっております。


田中れいなといえば、思ったことをズバズバ言う豪快なイメージがあるのだけれど、ところがすっとこどっこい、この「タナカめせん」には慎重かつ丁寧に、そして綺麗に作品(= 記事)を仕上げようとする几帳面なれいなが姿を現しているのでした。



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拡大版を見ていただけるとよくわかると思うけれど、彼女は鉛筆での下書きを欠かさない。「何でも平気そうに見えるケド実は怖がりな田中れいなです」(本人談)の如く、れいなが怖がるものの一つに「失敗」があるということかな。失敗を恐れているのか、それとも完璧主義者なのかはわからないけれど、とにかく(文字や文のバランスなどを整えて)綺麗に作品を仕上げようという気持ちはひしひしと伝わって来る。


そんな几帳面なれいなであるが、最後にその下書きを消すのを忘れるちゃっかりれいなも姿を現していることに気付いた。これもまた、忘れているのか、はたまた消すことで紙面が汚れることを恐れているのかは定かではないのだけれど、もしかしたら後者かも知れない。失敗を恐れる少女 R。



あと思ったことは漢字。この第三回目ではそれほど難しい漢字は登場しないけれど(「劇場」ぐらい?)、第二回目では「一生懸命」「攻撃」、第一回目では「稽古」などのちょいムズな漢字が登場していたにも関わらず、れいなは綺麗に細部まで正しく書いていた。これは予想だけど、れいなはケータイを辞書代わりに駆使しているのかなと。個人的にはれいなはモバイルメールヘビーユーザのようなイメージがあるので、ポケベル方式でケータイに文字を素早く入力して漢字 + 送り仮名などを確認しているのかも・・・。失敗を恐れる少女 R。




6期オーディションでは、感情表現にトライするボイスレッスンの後で間違った歌詞を書いていた田中れいな。これが菅井先生への彼女なりのアピールだとすれば、この「タナカめせん」は読者に対する彼女なりのアピールなのかも。歌には感情を込め、文には気持ちを込める、それが田中れいな