リピート回数分愛[して/されて]ください

BluePhobos2006-12-18


早速聴いてみた。特に気になった曲だけをミニレビューしてみる。「ミニ」にくっ付いている感嘆符の存在意義が、なんとなくだけれどわかったような気がする。

キラキラ冬のシャイニーG / 田中れいな

シャイニーG の G とは何ぞや?God か Gold か Garden か。と、そんなことで悩むより聴いた方が遥かに早いと思い、いざ聴いてみると 80年代の香りが漂う爽やかな曲調に包まれながら G の正体は Girl と判明。写真集「少女R」のタイトルといい、今年の MUSIC FAIR の「永遠のアイドル特集」で藤本美貴と歌った「少女A」といい、れいなは少女とよくリンクする。同期の亀井絵里道重さゆみも紛れもなく少女であるけれど、小悪魔的というか悪戯っ娘という意味では、田中れいなの少女性はものごっつい。背が低いというのも、ほんのちょっとは関係してるかも。



この曲は 80年代と書いたけれど、さらに言えば小泉今日子、もしくは松田聖子チック。とりあえず、全盛期の小泉今日子松田聖子と一緒に歌ってほしい。そして、このキラキラ感。この爽快感とキラキラ感の融合は、スノーボードで颯爽と空を舞う PV が気持ち良い ZYX の「白いTOKYO」に匹敵するところがあると思う。その融合にれいなの煌びやかな声が乗っかった感じ。こりゃ中毒性高いッス。れいなはキラキラと輝くアクセサリが好きな印象が強いので、雪ではなく、アクセサリを輝かせるという意味でもれいなにはピッタリのシャイニーなナンバーとなっております。


ということで、調子に乗ってアクセサリも含めてとにかくれいなをシャイニーR へと変貌させてみたところ、プリクラみたいになってもうたがな(笑) 実際に、こういう視覚効果でプリクラを彩ってたりして。


雪/愛×あなた≧好き

高橋愛の歌声を聴くと思わず、「夢から醒めて」が流れるのだけれど、この曲も「夢から醒めて」に負けず劣らずのしんみり沁みるバラード。


早速、この曲のタイトルの方程式が表す意味を考えてみた。「雪/愛」とはどういうことか。雪を愛で割る。「愛の力で雪を溶かす」ということかなと思ったけれど、ここは「愛分の雪」という読みに使われる漢字を考慮して、割るは割るでも分ける方で、「愛で雪を分ける」から、「愛と一緒に雪を(掻き)分けて手ですくう」、もしくは、「愛(= 高橋愛自身)の手で雪を(掻き)分けてすくう」となるのかなと。そして、「×あなた」とはどういうことか。これは先ほど手にすくった雪を「あなたにかける」。おそらく、両手一杯の雪を下から放り投げるようにしてあなたにぶっかけるイメージかな。そして、「≧好き」。そうやって雪をかけ合って遊ぶことで、「好き」から「好き好き 好きの上♪」へと登り詰める、という意味を表しているのではないかなと。いや〜、熱い熱い。雪だるまもたまったもんじゃないですなぁ。


気がつけばあなた、という感じでもうすぐそこにクリスマスが迫っている今日。とりあえず、この曲とタイムリーなクリスマス映像をガッチャンコした OPV を発見したのでご紹介。タイムリーとは言ったものの、映る人物の時間軸の方はずれまくってるのでご注意を。懐かしいったらありゃしないぜよ。


わ〜MERRYピンXmas!

クリスマスのカラーリングというと、緑と赤の 2色がパッと思いつくけれどそのパッという音までをもピンクで塗りつぶしそうな中毒性特大のナンバー。その甘いメロディに浸りながら歌詞を聴いてみると、出だしから「メリピン♪クリスマス・フォー・ミー」と最初に自分に対して祝い、途中何度か「フォー・ユー」と聞き手に対して祝うが、最後はやはり「フォー・ミー」で〆るあたりや、基本は「イヤーンイヤーン」と拒否の姿勢を示して「ウェーンウェーン」と泣くあたりは自己チュー且つわがままな御二方の姿が見え隠れするので、そのあたりも注目。


ハロプロの曲には、現実世界から仮想世界へと遠くワープさせてくれる曲がたくさんあるけれど、この 2人が創り出す世界と現実世界との乖離はハロプロ一ではないだろうか。おそらく、三人祭よりも上。「ギャグ100回分愛してください」よりも上。その乖離がどれほどのものかも気になるし、これをもし PV 化するとしたらどんな映像で世界観を表現するのだろうということがとてつもなく興味あるのだけれど、それよりも何よりも、一度聴いたら最後。地獄の底。いや、天国の果てかな?頭の中をリピートしまくることしまくること……。リピート回数分愛してください(頭の中での再生を含む)。リピート回数分愛されてください。