ジャケ写 vs PV のイメージ

BluePhobos2007-06-20

続々とリリースされる CD/DVD のジャケットの写真、通称「ジャケ写」の中には、その PV のイメージと合っているものと掛け離れているものとがある。これはなぜか。推測するに、PV の衣装と歌衣装、あと PV の全体的なストーリーが出来上がるのが先か、ジャケ写が出来上がるのが先か、ということに因るのではないかと思う。要するに、卵が先か鶏が先か、佐紀が先か早貴が先か、ということである(何を要せばそうなるのか)。前者が先の場合は、イメージに合ったジャケ写となり、後者が先の場合はイメージと掛け離れたものとなる。さらに、後者の場合でも、タイトルや曲調が決まっていれば、それらに即したイメージのジャケ写を採用することが可能のように思えるのだけれど、このあたりはどうなのだろう。曲調はともかく、タイトルに関して言えば、ASAYAN 的な感覚だとつんく♂P が「これやっ」と言って決めてしまう印象があるけれど、最近はよくわからないなぁ。いずれにせよ、オーディオ(音源)担当とムービー(映像)担当とスチル(静止画)担当とクローズ(衣装)担当の連携と順序にちょいとばかし興味があったりする今日この頃。


そんなこんなでとりあえず、気がつけばざっとこれまでのハロプロの CD/DVD のジャケットを眺めていた。せっかくなので、個人的に特に PV のイメージと掛け離れていると感じるものと、イメージ通りであるジャケットを 7点ばかし挙げてみた。順不同でよろです。もちろん、多少の是非は問いたいものも中にはあるのは事実だけれど、とりあえずは是非は問わずという前提で。

PV のイメージと合っていないジャケット

告白の噴水広場 ジリリ キテル 胸さわぎスカーレット
笑顔YESヌード 歩いてる ザ・ストレス ここにいるぜぇ!

PV のイメージと合っているジャケット

草原の人 (限定盤) 風信子(ヒヤシンス) 恋するエンジェルハート(初回生産限定盤)(DVD付)
笑っちゃおうよBOYFRIEND なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW? 恋愛レボリューション21 バラライカ(初回生産限定盤)


イメージと合っている方は挙げればキリがないぐらいいっぱいあったけんど。


気がついたことは、

  • さくら組/おとめ組も含めたシャッフルユニット系は、ことごとくイメージ通り。シャッフルユニットは「色」によって強調される傾向が強いので、ジャケ写では的確に PV のイメージに合わす必要性が大きいのかも。
  • 時を遡れば遡るほど、ジャケ写とイメージが合う率が高くなっていく気がする。逆に最近の娘。や Berryz工房にはイメージと合わないものが目立つ。℃-ute は特にこれといってイメージと不一致なジャケットはないように思った。
  • 月島きらり関連は、ジャケ写とイメージのマッチ度 1,000%。アニメはヴィジュアル命、且つイメージ命。
  • 衣装が二種類ある場合、ジャケットには派手な衣装が採用されやすい。それはすなわち、目に付きやすいので購買意欲を UP させるのに効果あり?最近では派手側をジャケ写に、地味側を PV に持って来るという感じ。

ということで、「色」と何らかの関係がありそうな予感。「以前の娘。にあって今の娘。にないもの 「黒」」のエントリでも述べたけれど、以前は黒が強くシックに行くべ、最近ではとにかくカラフルで派手に行くべ、ではっきりと分かれている。上の「告白の噴水広場」や「ジリリ キテル」にも言えることであるが、セピア調のような色はジャケットに向かないので敢えて避けているという印象を受ける。「笑顔YESヌード」も確か黒系の衣装だったけれど、ジャケ写ではピンクをバックに制服やらドレスやらの個性的な衣装で魅了するというように。


是非は問わんと言っておきながら、個人的にこうした方がよりイメージに近い好みのジャケ写になるのになぁ、という想いを込めてジャケットを適当に作ってみた。フォントも適当ッス。通称、マイジャケ。でも、ハロプロの CD/DVD のジャケットが満たすべき「全員の顔がはっきりと見えなければならない」という必須条件を無視しているのでご注意を。そういう意味では、上に挙げた「ザ・ストレス」のジャケットは斬新だなぁ。さてさて、あなたの思い描く「あなジャケ」(かなり強引)はどういうジャケット?通称、「どうジャケ?」(広島弁か)