風に吹かれるイイ女

BluePhobos2007-09-10

日中はまだまだ暑いものの、朝晩はずいぶんと涼しくなって来たなぁと感じる ℃-ute の日。こんな日には風の力を借りて「美」と共にさらに「涼」を楽しんでみるのも悪くないかなと思い、風に吹かれて(吹かれたかのように)髪が顔に被さっている瞬間のショットを集めてみた。このエントリを読めば、「FRISK」を舐めるよりも「涼」が得られまっせ(さすがにそれはない)。



こういう、髪が風に靡いて(なびいて)目に被さる瞬間が魅力的に見えるのはなぜだろう。きっと、髪に被さった片目を頭でイメージする、ということも少なからず影響していそうだとは思うけれど、何よりも、その直後に髪を手で掻き分ける仕草が来る直前だから、というのが魅力に強い影響を働きかけているのではないかと思う。掻き分けなくても、顔を振って髪を後ろに流す仕草とかね。まさに「来るか、来るか、来るか、キタ─!」の第三回目の「来るか」レベルあたり。なので、風がめっぽい強い海岸やビーチなどでは、男性は女性の魅力にハマる確率はきっと高いはず……。あと、オープンカーで走行中とかもね。おっと、余所見は危険だぜベイベー。



ということで、風は女の武器に決定。ただ、ときに風はスカートに悪戯をするけどね。諸刃の剣。でも、髪に対してはそよがせては魅力を放ち、さらに髪を掻き分ける仕草で魅力を放ち、おまけにシャンプーやリンスの香りまでをも運ぶということで男性にとっては魅惑の三回攻撃。これが海岸やビーチなどでは断続的に繰り返されるということで、FF に例えて言えばほぼヘイスト + みだれうち。たとえ風が女性のスカートに攻撃したとしても、それは男性にある意味ダメージを与えるのでもう瀕死(笑) そうそう、シャンプーやリンスの香りで思い出したけれど、もうずいぶん前に松浦亜弥が「ティセラ」の CM に出ていたのが懐かしいなぁ。「女の子は香りで変わるのだ」とバカボンの父のように主張しておられます。



あとは、嗅覚と共に視覚の別の側面で、髪の繊細さのアピールという面。これはよく 3DCG で髪が靡く映像があるけれど、あの描画処理というものはそれはもう複雑過ぎて複雑過ぎて髪をクシャクシャにしたいぐらい複雑な処理なのだということをどこかで聞いたことがある。やっぱり自然の力ってスゴイなと。あと、色に関して言えば 3DCG の場合だと色鮮やかなケースが多い気がするけれど、やっぱり日本人だからか黒髪が綺麗に見えるなぁ。反射した艶とかね。真野恵里菜に人気があるのも、黒髪(+ 艶)の威力が少しは関係しているに違いない。



風は風でもそよ風もあれば突風もあり、追い風もあれば向かい風もあるということで、それらに負けずに突き進む姿というのも、風がなければ見られないものなのかなと。風という壁や障壁に立ち向かう強さ。「ここにいるぜぇ!」の PV では(紙だけど)壁を思いっきり打ち破るシーンがあった。そういう強さを表現するのに風は重要なキーとなる。J-POP で言うと CHAGE&ASKA の「YAH YAH YAH」とか T.M.Revolution の「HOT LIMIT」などが当てはまるかな。舞美の「夏DOKI リップスティック」も風があると、彼女の「強さ」がよく表れるかも。



風信子(ヒヤシンス)」にも風という字が含まれており、タイトルだけでなく歌詞にも風という詞がある。ヒヤシンスと読んで「風を信じる子」と表記するのが好きなのだけど、なんとなくナウシカみたいだなぁ(笑) 「風を感じる子」ともとれるけれど。

あなたがいつか言った 愛する人のため
ささやかに生きてゆく 色のない風が好き……
ありがとう 私はいつか私らしい風になる

風信子(ヒヤシンス)

綺麗な色が付いていなくても、たとえ無色透明であっても、人にとって「ありがとう」と言われるような風(= 存在)になりたい。たとえ目に見えなくても、いつでもそこに風が吹いている(いつでもそこに私がついている)と思わせるような風(= 存在)になりたい、ということを歌っていたんだなと歌詞を書いて思った。つんく♂TV で、亀井絵里が「学生時代の頃は空気でしたね」と告白していたが、すかさずつんく♂P が「周りの子の癒しになっていたかもわからへんで」と言っていた。亀井絵里は空気であり、またここでいう「風」(= 存在)なのかも知れない。そう、たとえ幸も存在感も薄くても……。