雅と愛理の「ケンカ」 (声の衝突)

BluePhobos2007-10-26


Buono! の「ホントのじぶん」を聴いてまず気になったこと。それは、雅と愛理の声の衝突。この 2人の声は声質がよく似ているような気がする。周波数帯が近いと言うべきか、波長の長さが近いと言うべきか、声の通り具合や響き具合がよく似ているように聴こえ、その互いの声が重なり合って耳に届く。少し乱暴な言い方をすれば、互いの近い周波数帯の声が「競い合い」、結果、二倍の振幅と共に複雑な響きとなって耳に「突き刺さる」みたいな感じ。考えてみれば、2人ともそれぞれが Berryz工房℃-ute のメインボーカルを務めるポジションにいる、ということはやはり大きいのかなと。2人ともクリアで通りやすい声を持っているように思う。YouTube の低音質のコンテンツでもそう感じるのだから、CD 音源だとさらにそれが顕著に表れるのではないか。一方、桃子の声はと言うと雅と愛理の声に比べ若干弱く、柔らかく聴こえるせいか、3人で歌う箇所などは 2人の声に掻き消されるように小さく聴こえる。そうは聴こえないだろうか。州´・ v ・)<桃子がんばれー!


以前、松浦亜弥ハロプロアワーにて、後藤真希と「Memory 青春の光」を歌う際にこんなことを言っていたのを思い出した。

なんかー、二人の声質が合うんですよ。「ケンカ」にならない。だからー、どうせならハモってみたいなと。


歌が大好きであり、音楽に精通しているからこそこういう発言ができるのだとも思うけれど、ここで松浦亜弥の言葉を借りるなら、自分の中では雅と愛理の声はまさに「ケンカ」になっているのかも知れない。実際の雅と愛理は仲良しだろうけどね(←ここ重要)。デコ出しコンビとしても仲良さそうだし。ただ、2人でつるんでの桃子イジメはほどほどに(笑)



ということから、是非とも Buono! では雅と愛理はハモってほしかった。2人がメインパートとサブパートを交代で歌い、桃子が雅か愛理どちらかのメインパートを強調するというのはどうだろう。もしくは、思い切って「あぁ!」の「FIRST KISS」のように、A メロからサビまでをソロベースにして、所々に 2人で歌う部分を入れる。もちろん、曲調との兼ね合いもあるので何とも言えないところが難しいのだけれど、そうすることでそれぞれの声に聴き入ることができる、さらに互いの声質が比較できるという意味でもメリットが少なからずあるのではないのかなぁなんて思う秋の夜長。


FIRST KISS」の雅と愛理が一緒に歌うところを聴いてみたところ、「ケンカ」していないように聴こえる。この当時は互いの声がアピールという意味を含めて色々な意味で未熟だった証であり、今の Buono! の 2人が成長した証かな。きっとそうに違いない。2人とも強くなった。今現在の成長した雅、愛理、そして田中れいなの「あぁ!」でこの「FIRST KISS」を聴いてみたいなぁ。やっぱ 2人は「ケンカ」するのかな。この曲に関して言えば、愛理のファルセットを聴くだけでその「ケンカ」も仲直りしそうな気もする。