「まる」の魔法

BluePhobos2007-12-24

久住小春ワールドへようこそ、と言わんばかりの彼女独特の世界観を遂に築き上げたと言っても良い楽曲が、巷で話題の「こんにちぱ」。重さんの「毒」とも桃子の「毒」とも異なるこの小春の「毒」は何と言えばよいのかな。5W1H の How が予想不可なパルプンテ的な威力に圧倒的な自由性がプラスされた感じ?もちろん、娘。に加入した当時の小春も何を言い出すか、何を仕出かすかもわからない、けれどとにかく笑顔、というある意味パルプンテなミラクルガールだったのだけれど、ここ最近の小春はさらに突っ走っていてもはや誰にも止められない、ど・う・に・も・止・ま・るぁ(巻き舌で)・な・い、FF で言うところのバーサクがかかったような狂戦士ならぬ狂ミラクルガールにまで成長したように思う。これもきらり効果、と言ってしまえばそれまでだけれど、そのきらりを受け入れるだけのポテンシャルが小春にはあるということでもあるので、やっぱり色んな意味でミラクルを持っとるなおぬし。さすが松浦亜弥が「あの娘はスゴイ」と評しただけのことはあるかも。


DivX の高画質版はこちら。


ととととにかくななな何この中毒性高い OPV。「プ〜ッ!プ〜ッ!プ〜ッ!ラブラブ警報発令中!」といつぞやのハロモニで恥ずかし気に言ってたこの台詞も、きっと今の小春なら何の恥じらいもなく叫びそうな勢いを感じる。しかも「ラプラプ警報発令中!」へと置換しつつ。このバーサク小春(こぱる)め!(笑) でも確かに「こはる」を「こぱる」にしただけで楽しい感じになる。「女に幸あれ」での力強い「バカ」も「パカ」になるし。「まる」を付けると言葉の棘をも丸くするとは。試しに「ポケポケプー」から「まる」を取ると「ホケホケフー」になってしまうのだけれど、それでも何となく亀井絵里らしいと言えばらしいかも知れないなと思った。



この楽曲の

「まるを付けたらあら不思議 なんでも楽しく見えて来る」

という歌詞を見て思い浮かべたのがモーニング娘。の「。」で、Wikipedia によると安斎勝洋による姓名判断では「。」を入れた 23 画という画数が理想的なグループ名だそうで、その名で大ブレイクを果たしたこともあり、「。」は大事だったのではないかという話。「まる」は「まる」でも文字の右下に付こうが右上に付こうが同じ形の「まる」ということで、この「こんにちぱ」にもモーニング娘。の「。」と同じ「まる」の魔法がかかっているのかなぁなんて思ってみた。考えてみれば、当時大人気だったプッチモニにも「まる」が付いているし、おまけに「ちょこっとLOVE」の歌詞で「まる まる まるまるまる♪」と 5 回もリピートしているわでもう「まる」の呪縛。あと、「だぴょ〜ん」と陽気でおバカなミニモニ。にも「まる」が付いていた。他には、こはっぴんくとかきら☆ぴか、もちろん今年グーンと上昇した ℃-ute にも。「まる」の魔法恐るべし。プリプリピンクなんか 3 HITS COMBO で最強ではなかろうか。



一方、Berryz工房には「まる」が付いていない。「まる」を付けようと思っても付けるところがないのである。でも、ユニット名の berry とは果実という意味でその形はほとんどの場合は「まる」であることから、決して「まる」と無縁ではないとポジティブに捉えることにしている。あと、振り付けでも「まる」っとやっていたしね :) ただ、それでも表記上ユニット名に「まる」が付けられないのが少しばかりもどかしかったりするのが正直なところ。句点以外だと B の輪っかの部分を「まる」くするというのがあるけどそうすると 8 になってしまうので、「房」の「戸」の部分の口を「まる」くするしかないかな……。うーむ。




でも、「スッペ」とか「ピリリ」とか「ハピネス」とか「ピチピチ」とか P の破裂音と共に楽曲名に「まる」が付いているものが比較的多いので、今後も何らかのカタチで Berryz工房にも「まる」の魔法をかけていってほしいなぁと密かに期待中なのでした。