「やったろうぜ！」と「YATTA!」との関係
音楽ガッタス 2nd シングルの「やったろうぜ！」を Dohhh Up! で視聴したときに、とある曲が思い浮かんだ。その曲は「YATTA!」。「YATTA!」とは 2001 年頃に放送された番組「笑う犬の冒険」のコント内で歌っていた曲なのだけれど、どうもこの「やったろうぜ！」と「YATTA!」にはよく似た点が多そうなのでちょっとまとめてみた。強引なのも含めて以下のような繋がりがあるのかなと。下にいくほど強引な感じで。
| 繋がり | 説明 |
|---|---|
| ダンス☆マン | 「やったろうぜ！」の編曲、「YATTA!」の作曲・編曲が共にダンス☆マン。 |
| やった(YATTA) | 「やったろうぜ！」「YATTA!」の双方のタイトルに「やった(YATTA)」が含まれている。あと感嘆符(!)も。 |
| 葉っぱ | 「やったろうぜ！」の PV の背景にはこれでもか言わんばかりの葉っぱが CG で登場する。 「YATTA!」の方は唄っているのが "はっぱ隊" で一番目立つのは股間の葉っぱかな(笑) |
| 腰に手 ノン・カメラ目線 |
「やったろうぜ！」「YATTA!」の双方のジャケットが腰に手を当てているポーズ。 さらに双方ともカメラ目線ではなく遠くを見る感じの視線で。 |
| オレンジと黒 | 「やったろうぜ！」「YATTA!」の双方のジャケットの色調がオレンジと黒を基調としている。 |
| キラキラ | 「YATTA!」のジャケットの背景と、「やったろうぜ！」の PV のアップのシーン(Close-up Ver. では全シーン)の背景が共にキラキラ。 「やったろうぜ！」のキラキラは星空？ |
さらに強引に解釈してみると、「やったろうぜ！」のテーマについてつんく♂ P は
歌詞のテーマとしては、自分の大好きなこと、やりたいことがわかっているのに、なぜか躊躇してしまう。なんか、そんなの変だよ！って事を歌ってます。
http://www.tsunku.net/gatas.htm
大人になればなるほど、何かにとらわれてしまって、その一歩が踏み出せない、そんなことありますよね。僕だって、そんなのありますよ。
でも、この「やったろうぜ！」の歌と共にやりたいことをやる勇気を持ちたいな！と思って作品に仕上げました。
と述べており、あくまでやる前、過程、「やってやるー」という気持ちを歌っているのに対し「YATTA!」では
お水飲んだらうめー！ やったー！
YATTA! はっぱ隊 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
日に当たったらあったけー！ やったー！
腹から笑ったらおもしれー！ やったーやった！
犬飼ってみたらかわい！ やったー！
という歌詞から、やった後、結果、「やったったー」という気持ちを歌っており、これらの楽曲のテーマが相互に連続した関係となっていると考えてみると、なかなか興味深いのではないだろうか。ただ、「YATTA!」の歌詞を「やったろうぜ！」に当てはめると「水飲んだろうぜ！」とか「日に当たったろうぜ！」となって、なぁーんじゃこーりゃーなんじゃこりゃ的な意味になってしまうので強引と言えば強引、大袈裟と言えば大袈裟かも知れないけどね :p
さて、「YATTA!」自体は 2001 年にリリースされた楽曲にも関わらず、「YATTA!」という響きと裸に葉っぱ一枚というコンセプトが単純明快で、さらに YouTube の登場でその力により全世界に知れ渡って今現在でも世界中でウケにウケているという状況であり、日本でも昨年あたりにニコニコ動画を中心にブレイクした楽曲なのだけれど、そんな矢先にダンス☆マンが編曲する音楽ガッタスの「やったろうぜ！」が発売されて上記のような類似性がある、という流れを見る限り、つんく♂ P かダンス☆マンのどちらか、もしくはその両方ともが「YATTA!」を意識して「やったろうぜ！」を作ったと考えられたりするのではないか。とりあえずは、この「やったろうぜ！」に限らず、今は YouTube などでメディアが世界に行き届くスピードが過去とは比べ物にならないぐらい容易化、加速化しているので、何がいつどこでブレイクするかわからん状況となっていることは言えるのかも。「マイアヒー」とか「もすかう」とかもそんな状況下の産物だと思うし。
ということで、そんな世界中にブレイクを及ぼしたダンス☆マンが、または彼とつんく♂ P とのコンビが今後手掛ける(可能性のある)ハロプロの楽曲が日本を飛び越えて世界でブレイクする日が来ればいいな！と思うのでした。
