炎・風・雷・水の地獄のオーサカキング

BluePhobos2008-07-28

MBSの夏の名物イベント「オーサカキング」にBerryz工房が登場します。
7月28日(月) 12:30〜13:30 大坂城 西の丸庭園内ステージにて

http://www.helloproject.com/newslist/osaka_0807161320.html

本日 7/28 はお休みだったので Berryz工房が登場するオーサカキングに行ってみたよ。内容はラジオの公開録音とミニライブということで、夏休み中の無料イベントとは言え、平日ということもありギャラリーは少なめ?と淡い期待を抱いていざ到着するとところがどっこい、すっとこどっこい、予想以上のファンの人数に驚き。ピンクに緑に黄色に、鮮やかな背中の Berry の文字たちが目に飛び込む。アンタたち平日の真昼間に何してんだ YO! と問い掛けたくなったがその問いは当然自分自身にも跳ね返って来る問いのため、グッと我慢して飲み込んで自重したのでした。


きんぎょ姫とその仲間たち(笑)のダンスとコント終了後、オープニングアクトSI☆NA 登場。曲はサクラ大戦 の「檄!帝国華撃団」。SI☆NA がアニメ曲をもターゲットにしたユニットだということをここで知る。のっちとの絡みはあるのかな。服装はカジュアルに T シャツに膝ぐらいまでのジーパンというスタイル。須磨愛の靡く(なびく)髪がさらに長くなっているように見えて、オーディション当時のショートカットの彼女とはもはや全くの別人だなというのが感想。あれで貞子をやると迫力あるかも :)



SI☆NA は一曲のみで終了で、次に Berryz が「ジンギスカン」の曲と共に登場。衣装は「行け 行け モンキーダンス」ベースに帽子 Less Ver. で黒チョッキの下のシャツも絵柄がなくて PV とは微妙に違っていた。髪型の方は、雅もしていたのだけれど茉麻がボワっと広がりのある二つ括りをしていたのが目新しかった。後の公開録音で明かしていたが、こういう二つ括りをするのは久しぶりだそうな。熱さのせいか、千奈美がなんとなく放心気味だった。あとは、桃子の小指が相変わらず健在で遠目からでもそのスタンディングが確認可能でしたとさ。それと、茉麻のふくよかさがさらに↑↑になっていた気が……。Mother of Berryz. ふくよかさの裏には、髪型が及ぼす影響というのもありそうだ。



簡単な自己紹介で MC の二人が適当な話を振っていくという流れで「こんな暑い中でのライブは?」という Q にキャプテンは「私たちよりも皆さんの方がひなたで暑いので頑張ります!」と、そして「大阪で何を食べたか?」という Q に桃子は「たこ焼きにいか焼きにお好み焼きに……」という粉モン 3 HITS COMBO でお腹イッパーイと。そして「大阪のファンの印象は?」という Q に友理奈は「とにかくテンションが高い」、さらに「大阪でしたいことは?」という Q に茉麻が「大阪城Berryz工房だけのライブをしたい」、極めつけは「大阪城は歴史の本では見たことあるけどこうやって実物を見るのは初めて」と梨沙子、という感じだったかな。城ホールに来たときに見てないんかーいっ、と私ぶるふぉぼ。を含め梨沙子にツッコミを入れたくなったファンが少なからずいたと思うのだけどいかがっしょ。



その後で「マジ グッドチャンス サマー」と「行け 行け モンキーダンス」を披露して終了。フィニッシュのポーズを決めたときの梨沙子の笑顔がやたらと光っていた。しかし、この暑い中にも関わらず熊井ちゃんの光る汗は未確認でした隊長!ただ、実際に見るあの長身は紙媒体やモニタを通してのそれよりも幾らか迫力が違うように思え、もし自分がステージに立ったら身長はこれぐらいであろうという輪郭を点線で描いた像を仮想的にステージ上の熊井ちゃんと並べてみて、ゲーッこりゃ高いわーなどと楽しむのが現場の一楽しみかなと思った。


一方で、Berryz が登場してから退場するまでの間ずっと我々を襲い続けたのは灼熱地獄。FF で言えばまさにイフリート、DQ で言えばメラゾーマである。暑すぎてバカみたい。36 ℃か 37 ℃、体感だともう 38 ℃以上はあったような記憶しかない。こんな中でジャンプしながら大声で元気に応援するファンを見てそのスタミナに驚愕した。経験値が違い過ぎる。


ライブ終了後、日陰で小休憩をとり、その後に行われた公開録音の様子を少し遠目で眺めた。公開録音は OK ステーションというステージ隣のブースで行われ、その様子がステージ上のモニタにも映されていた。



モニタのところに行こうと思ったけれどひなたには拒否反応が出たので回避した。あまりの暑さに堪り兼ねてかき氷を買いに行くと、屋台の店員同士が「さっきベリーズ工房来てたねー」「あのオタクーのダンスー?とかすごかったよー」と褒めているのか貶しているのか非常に微妙な内容の会話をしていたところで、思わず「mixi への書き込みはほどほどに!」と内心で囁いてしまった。


さてさて、公開録音で覚えているのが友理奈の「夏休みの宿題が全 9 教科あって多過ぎるよプンスカ」的なことと、雅が暴く桃子のあんなことーで「弟と電話で話すときの声が甘え声」というもの。何やら弟(現在小四)と話すときの桃子の一人称が「ねーねー(姉姉)」だそうで、ファンを弟と見立てて「ねーねー、今日はたくさんのファンの方が来てくれて嬉しかったのー」と実演。



キタ━の花火の AA が打ち上がったファンもいたようなそうでもないような。あとは、℃-ute矢島舞美梅田えりかが「どうして ℃-ute は呼んでくれなかったんですかー?来年は是非とも ℃-ute を呼んでくださーい!」と本人たちの声でメッセージがあった。舞美の声はわかったけど、梅さんの声は誰かわからなかった。梅さんは個人的ハロプロ一の特定困難な声の持ち主。あとは、千奈美が「ONE PIECE」にハマり中なんて話もあったっけ。それから、「寝る前に必ずすることは?」という Q に友理奈が「明日持って行くものなどの用意をする」とか。そうそうそれから「MC の片方(三十路)がアイドルになりたくてハロプロに入りたいけど佐紀ちゃんどうする?」という困った Q を投げて来るも、「夢は諦めずに持ち続けてください!中澤さんはまだ頑張ってます!」という A を返すあたり、さすがだなと思った。


と、ここで突然我々を襲ったのは突風。FF で言えばエアロガ、DQ で言えばバギクロスである(ちょっと違うか)。砂を吸い込んだ突風は砂嵐と化して Berryz がいるブースとファンを飲み込んだ。付近に繋がっていた銀色の風船が飛び去り、ブース内外共一時騒然に。当方、砂が目に入り、ムスカの如く「目がっー!目がぁーーーーー!」という感じになってしまったのだけれど、ファンを必死に心配する Berryz たちの視線が逆に嬉しかったファンもいたようで、かろうじて目を開けると、先ほどの灼熱地獄もそしてこの砂嵐も効かぬ猛者がブースに向かって手を挙げて振っているブレイブな姿が涙で霞んで見えた。


こんな感じで暑さと砂嵐で体力を奪われつつ大阪城の方に目をやると、頭上の雲が真っ黒で今から戦でも始まりそうな恐ろしい雰囲気になって来たこともあり、早めに帰路に着いた。そして、その途中でまたも我々を襲ったのは豪雨と激しい雷。FF で言えばまるでラムウリヴァイアサンDQ で言えばミナデイン(そう言えば雨がないか)である。突風はこれの前兆だったのである。



まだ現場に残ってグッズを買っていたファンたちはひどい目に合った模様で、最近の天候は槍が降ってもおかしくないぐらいの狂騒曲を奏でることが非常に多く、困ったちゃんである。雷雨はイベント終了後とは言え、今日のような炎、風、雷、水の四属性の地獄に襲われたハロプロイベントというのも今回が初ではないだろうか。大自然の力は偉大だと痛感したが、今日のイベントではファンの強さ(と言うか自分の弱さ)をも再認識できた。ここで思い浮かんだ一曲は「THE マンパワー!!!」。