ベース推し

BluePhobos2008-10-26

ハロプロ曲を演奏してみた系のコンテンツは、ハロプロ楽曲を楽器で演奏する者たちのエントリでも紹介させてもらった通り既にいくつかは聴いていて、それなりに免疫のようなものは付いていたつもりだったが、度肝を抜かれた。



上手さもそうだけどそれ以上に、何この新鮮さと言いますか、斬新さと言いますか、新発見なる感覚は。特にハロプロの楽曲においてはメンバーのヴォーカルにばかり聴覚を研ぎ澄ますあまりベース音の印象が著しく低いのか、はたまたもともと女の子のヴォーカルを目立たせるためにギターやベースなどの音量を絞っているせいなのか、はたまたその両方なのかはわからんけども、改めてベースを強調させて聴いてこんなカッコ良いベースが地を這ったりノリノリに踊り狂っていたのかと思うと、ただただみどり茶をだだっ吐きそうになった。


どうもその手の方々からもハロプロ楽曲のベース、及びベースラインにはカッコ良いと評判のものが多いようで、特に人気の高いものにはモーニング娘。だと上記の「ウィアラ」や「ザ☆ピ〜ス!」あたりとか、「愛の園」「浪漫」「ラヴ&ピィ〜ス!」、あと「インスピレーション!」というややマイナーな楽曲も評価が高いみたい。Berryz工房だと「デレシン」「スペジェネ」あたり。℃-ute だと上記の通りスラップの嵐の「まっさら」があるそうな。ちなみに、「スラップ」というワードをあたかも知っているかのように使ったけど、実は以下で学んだのでした。

エレクトリックベースにおいてのスラップ奏法は、親指で弦をはじくように叩く動作(サムピング(英:thumping))と、人差し指や中指で弦を引っ張って指板に打ちつける(プル、プリング(英:popping))動作があり、この二つの動作を組み合わせて、アタックの効いたあたかも打楽器のようなパーカッシブな効果が得られるのが特徴。基本的な弾き方としてはサムピングで低音弦、プリングで高音弦を奏する。

スラップ奏法 - Wikipedia

ということで、本情報をもとに早速これらの曲をヘッドフォン + 大音量 + とにかくベースに耳を傾けまくるというスタイルで聴いてみるとどれもカッコ良いったらありゃせんではないか。決して我を強調しない、されど(メンバーの声域と声量に比べると)遥かに寡黙にメンバーのヴォーカルを飾り、盛り上げる的なスタンスがまたカッコ良いなと。で、「まっさらブルージーンズ」では俺について来い!というような激しさと強さで己をアピールする。まさに「ここにいるぜぇ!」ですやん。ここをご覧のアナタにも、是非上で挙げた楽曲を上で挙げたスタイルで聴いてみることをオススメする。推し期間の長短は問わんけど、ほんの一瞬でもベース推しになることは間違いなし。


ついでに他の曲も聴いたところ、「色じれ」「付き片」「サクラチラリ」「ハッピー☆彡」などのベースもカッコ良かったりノリノリだったりと新たな一面を見た感じ。私ぶるふぉぼ。はギターが弾けず、当然持ってもいない口だけど、カッコ良かったりノリノリだったりのハロプロ曲のベースを自在に弾けたらさぞ気持ち良いだろうなぁと思った。あと、メンバーもボイスレッスン時にギターやベースなどの伴奏の音を日頃からよく聴くように指導されているとは思うのだけれど、こんな素晴らしいベースに合わせて歌を歌えるのも、同じくさぞ気持良いだろうなぁと思った。


そんなベース音がよく聴こえる環境というのが実は現場のライブ会場なわけでして、会場にいるファンはメンバーに対する視覚、メンバーのヴォーカルに対する聴覚 (+ 嗅覚も(笑))をフル稼働させ、もちろん振りコピをする方は身体全体を動かすなどでブレインもバディもとにかく大忙しなのだけれど、ときにはヴォーカルに対する聴覚を大音量で荒れ響きまくるベースの方にややシフトするだけで印象が変わったりするのかなと思ったのでした。