パッタラ

BluePhobos2008-11-16

髪は女の命──と言うと思わず「ASIENCE」か YO! というツッコミを入れられそう(google:髪は女の命)だけれど、ハロプロに在籍する女の子の魅力の一つには、彼女たちの個性と同様に、いや、少なくともそれ以上に個性的な「髪」が間違いなくあるのだと思う。もちろん、個性的という観点では表情や歌声に勝るものはないけれど、長さ、形(型)、色といった要素が日々変わる髪が彼女たちを飾り、我々を魅了すると。そう、髪もハロプロの命──こんなことを思い始めたのはいつ、誰を見てのことだったろう。あ、どもぶるふぉぼ。です。


髪型だけに注目してみても、ハロプロにおいてはそれはもう女の子のヘアカタログが一冊できてしまうほどにバリエーションに富んでいるので、この髪型が一番キャワ!と決めるのは難しいのだけれど、その中でも特に前髪にフォーカスを当てて見てみると、ハロプロでよく見られる前髪があることに気付いた。それは、前髪の左右両サイドを少し長めにして、それを後ろには流さずに目の横、もしくは頬あたり、あるいはその下方まで垂らすスタイルである。よく見られる、と言ってもこの前髪をしているメンバーは数人レベルなのだろうけれど、それでもこの前髪見る度に「あぁ、なんとなくハロプロっぽいな」と思うようにまでなってしまったのは、この前髪が自分の中で魅力的と思えるからなのかも知れない。


ただ、この前髪の正式名称も、正式名称があるのかどうかも、また、そもそも前髪に含んで良いのかどうかすらもわからず、どう呼んでよいのかわからないので、本エントリ内限定でこの垂らす前髪を「ロッタラ」とかけて「パッタラ」(髪ッ垂ら)と勝手に命名してみたよ :p バッテラみたいだけどご了承を(笑)


娘。でこのパッタラの印象が強いのが道重さゆみで、写真集ではあまり見られないけどそれ以外のメディアでは比較的よく見るようなイメージかな。よく、前髪を上げて投げでっこ状態にしてしまうと面長に見えてしまったり、顔が大きく見えてしまったりするけど、かと言って前髪を下ろしたらパッツン気味になってしまう……という悩みが想像できる(特に桃子あたりには当てはまるかと)のだけれど、このパッタラはそのトレードオフを見事に解消する手段ではないかなと思う。



他には矢島舞美などもこのパッタラ色がやや濃いかも。あと、前髪命の桃子もその傾向があるように思う。要は、例えば髪を前から後ろに集めて結って耳を出すことが多いメンバーはパッタラが多いのではないかなと。こういうところに注目すると、髪型一つとってもハロプロには面白い見所の宝庫だと思うのだけどいかがでしょ。



そのパッタラを誰よりも俄然強めに貫き通しているメンバーが鈴木愛理である。彼女は初期の頃を除き、前髪はほぼこのパッタラがベースになっている。で、デコを出すか否かの二択と、それに加えて後ろと上の髪に関しては無限大の選択肢が付いてくる。さらに、「桜チラリ」や「涙の色」の PV のように、癖毛の影響かこのパッタラが絶妙なカールを描くときもあり、それは愛理を表現する上で欠かせないものとなっているように思う。鈴木愛理を描く際のポイントは、少なくとも八重歯とハの字の眉毛、あとはこのパッタラの三点をおさえれば愛理が出来上がると思うので、もしお時間のある方はお試しくださいな。



現在、大が付くほど活躍中の真野恵里菜の前髪は、どちらかと言うとパッツン気味でパッタライメージは低い。低かった。しかし、この間見た「よろセン!」では見事にパッタラっていたのである。これはどういうことか。しかも、あろうことか熊井友理奈までもがパッタラっていたのである。エリナとユリナで姉妹ッスかという勢いである。言ってみれば、彼女たち自身も長さが不揃いの左右のパッタラであった。