ハロプロ楽曲大賞 2008 を振り返る

BluePhobos2009-01-03

どもども、あけおめことよろ。今年も超マイペースにですが、2009 年のハロプロをウォッチし続けていきたいと思ってます。年末にはハロプロ楽曲大賞の結果発表イベントも無事に行われ、参加者の皆様や関係者の皆様に於かれましては大変お疲れ様でした。私ぶるふぉぼ。は不参加でしたが、ランクインした楽曲を聴きながらイベントレポを読んでいるうちに、すっかり参加した気分に陥ってもうお腹イッパイになってしまいました。今年もイベント用画像の作成を担当させてもらったこともあり、昨年と同様にその画像を使いながらそれの簡単な説明と、ハロプロ楽曲大賞 2008 の各部門の TOP10 を振り返りたいと思います。


今回のイベント用画像のテーマは CD。それぞれの部門を一枚の CD と見立ててラベルで部門を表現してみました。映像に比べると映る時間も一瞬で印象に残るほどのものでもないですが、参加された方には頭の片隅にでもあぁこんな画像があったなぁと覚えていただけるだけでも、参加されなかった方にはあぁこんな画像が使われたんだなぁと雰囲気を感じていただけるだけでも幸せです。


楽曲部門

順位表の画像は、昨年と同じように軽くぼかしを入れたジャケットの一部分に文字を重ねるフォーマットを踏襲してます。背景はちょいと透過度を上げて薄くして文字を見やすくしてみたよ。



まず、「リゾナント ブルー」のぶっ放し具合が尋常でない点。1 位は想定内だったけど、このポイント差は大想定外。全投票者の 1/3 が投票している計算になるそうだけど、実際は 1/2 ぐらいはイってるんではないかな。モーニング娘。で 50 位以内にランクインした楽曲はこれのみで、まさに 2008 年のモーニング娘。渾身の一曲となった。逆に言えば、これ以外のカバー楽曲の需要や人気の低さも定量的に示されたことになるので、このあたりは 2009 年の活動にどう活かされるかが期待どころ。


あとはやっぱり Buono! の躍進が目立つったらこの上ないのが 2008 年。TOP10 にランクインした Buono! の 3 曲のポイントを合計すると「リゾナント ブルー」のポイントを超えるでよーということで、勢い的にはモーニング娘。を凌ぐものがあったのではなかろうか。CM 出演も果たしたし、2008 年は Buono! の年と言ってしまっても過言ではなさそう。3 曲の甲乙は激しく決めがたいけれど、やはり 1st の「ホントのじぶん」からの 2nd リリースというインパクトを考えると「恋愛ライダー」が時期的なデメリットをも乗り越えて上位に立ったのはわかるような。個人的には「ロッタラ ロッタラ」がお気に入りなんだけどね。


あとは、MilkyWay も 2 曲がランクインしているあたり、単に対象年齢を下げたアニメソング特化ユニットでは決してなくて、楽曲のクォリティとしてハイレベルなものがあると証明されたのが嬉しい。月島きらり系の楽曲は「バラライカ」やこの「アナタボシ」のような民族楽曲風のテイストを時々放って来るようなので、二度あることはなんとやらで今後も目が離せない、いや、耳が離せないぞっと。他には、High-King のランクインも正直なところ予想外だった。さらに、C/W 曲がタイトル曲を追い越してのランクインというこれまた予想外な展開で W サプライズでおまけに HANGRY & ANGRY の高ポイントも予想外でトリプルサプライズでござんした。HANGRY & ANGRY に関しては、インパクトもさることながら、MySpace で楽曲を配信したことがより多くのリスナーの耳に届く結果となり、高ポイントに繋がったのだと思う。


さて、自分が投票した曲に目を向けてみると「BE」が 48 位、「星の羊たち」が 37 位とこれはあまりにも低過ぎる……と orz な印象だった。アルバム曲というハンデもあると思うので、この 2 曲がシングル曲だったとしたらもっと上位に食い込んでいたように思うけれどどうだろう。同じしんみり & 癒し系で昨年 6 位だった「VERY BEAUTY」のように。現場主義の強いハロプロにおいては、こういうしんみり & 癒し系はノリノリ系には勝てないイメージがあるけれど、歌が持つ「聴かせる」という本質的(……かどうかはまぁ置いておいて)な観点だとしんみり & 癒し系の方が強そうな気はするので、2009 年もこういう曲にまたしんみりして癒されたいなぁー、なんて思っとります。

PV 部門

PV 部門の順位表もフォーマットは楽曲部門と同じで。ただ、背景は PV のキャプチャを使ってます。キャプチャ箇所は私ぶるふぉぼ。チョイスです。



結果を見てまず思ったのが楽曲、アーティスト共に、楽曲部門の結果と非常に似ている点。Berryz工房が 2 曲しゃしゃり出て(笑)来とりますが、「リゾナント ブルー」や「涙の色」、High-KingHANGRY & ANGRY など、やはり楽曲で評価の高いものは PV も好評のものが多いという相関関係が見て取れる。「リゾナント ブルー」が 2 位にランクインしているあたりが特に顕著かなと。全体的に明るさを落とした中で衣装も黒を基調とする、ハロプロが誇る色鮮やかさという武器を完全に捨てた PV が、ここまで評価されたことが興味深過ぎて仕方がない。


次に Berryz の高ポイントについて。「ジンギスカン」も「MADAYADE」も園児とのライブや OL といった「設定」のインパクトがやはり強いなという印象がある。Buono! の「Kiss! Kiss! Kiss!」の 3 位へのランクインも同じ理由ね。初期の頃からアカデミックなイメージの高い Berryz は「設定」で魅せるのが得意なのではないかな。で、「設定」で魅せるためにはギタリストや OL への「変身」が必要で、その応用発展形が「行け 行け モンキーダンス」の猿のきぐるみな感じで。ぶっちゃけ、コスプレ的な要素と言ってしまってもよいかも。その自由奔放性が強いのかなと。そこには無限の色が広がってる。(Mr.Children の「GIFT」からリスペクト)

推しメン部門


まさかまさかの単独トップの桃子に参りました。TOP の予想は鈴木愛理で、惜しくも外れてしまったぞい。桃子がここまでの人気を獲得した背景には BerryzBuono! の両方での活躍と DogaDoga7 や写真集などでの目立とう精神が間違いなくありそう。字ンギス間とかピザーラの CM 出演など TV への露出も多かったしね。あとは例の握手会革命宣言'08 とか。あらゆる姿勢に妥協がないと言うか何と言うか、篤姫での「女の道は一本道」の名言が相応しいメンバーでもあるかな。「女」を「アイドル」に置換すると尚更。


TOP10 にランクインしたのは Berryz では桃子一人、℃-ute では愛理と舞美、娘。では 6 期とガキさんということで、桃子の断トツっぷりがよくわかる結果に。個人的には、熊井ちゃんの人気を見ている限りは TOP10 にランクインしてもおかしくないようにも思うのだけど、来年あたり KURUDE KURUDE の要注意人物でっせ。あと、2008 年のハロプロの顔とまで言いたいぐらい大活躍した真野恵里菜はもっとズバッと TOP10 に切り込んで来るかと思っていたのでやや残念。彼女も 2009 年推しメン部門 TOP10 筆頭レベルで。