nice idol must [BE] pure!
以前、桃子が着ていたこの "nice idol must pure" と書かれたこのパーカー。桃子自身をも表したこの英文入りのパーカーを着る桃子はさすがというところだけれど、正確に言えばこの英文は正しくない。pure は形容詞なので、助動詞 である must の後ろに持って来るためには、be 動詞である be を付加させて "nice idol must be pure" とすべきである。これで初めて、「素敵なアイドルは純粋であるに違いない(純粋であるはずだ)」という、桃子ファンにとっては願望のような、桃子自身にとってはそれを着ることがある意味覚悟のような意味を持つ。
そこから、「純粋であってこそ素敵なアイドルである」などという意味合いになる(と思う)のだけれど、この must が持つ「〜に違いない / 〜のはずだ」という意味は be + 形容詞と共に用いられ、それ以外の動詞などが来た場合には「〜しなければならない」という強い義務や必須の意味を持ってしまう。おそらく、"must pure" でも外国人にはニュアンスで伝わるのだとは思うけれど、一瞬、必須の意味を pure に繋げて「純粋でなければならない」と思ってしまうのではないかな。このあたりはよくわからないけれど。be は大事ッス。"Be" rryz工房の「頭」ですから。
ちょうどいい機会に、エキサイト翻訳先生に色々聞いてみた(と言うより、弄んでみた)。
原文 | → | 訳文 |
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nice idol must pure. | 良いアイドル必須純粋です。 | |
nice idol must be pure. | 親切なアイドルは純粋であるに違いありません。 | |
Mo-Mo-Ko must BE pure! | Mo Mo Koは純粋であるに違いありません! | |
アイドルたるもの純粋であれ。 | Even if the idol barrel one is pure. | |
桃子は純粋に違いない。 | Momoko must be pure. | |
桃子は純粋であるべきだ。 | Momoko should be pure. | |
桃子は純粋以外の何者でもない。 | Momoko is not who other than purity. | |
桃子は純粋純粋超純粋。 | Momoko is a pure, pure super-purity. | |
桃子は純粋で出来ている。桃の天然水は純水で出来ている。 | Momoko is purely made. Natural water of the peach is ready with the aqua pura. |
とりあえず、使用する機会は一生のうちで一度あるかないかもですがご参考まで。上から 2番目は、なぜか be が付いただけで nice が「親切な」という意味に変化したのだけれど、これも以前、貴子の部屋で「桃子が求めるオトナは誰にでも優しく」と言っていた桃子パワーかな。ちなみに、「純粋でなければならない」を英訳しても "should" を使って来た。覚えとこ。例えば、柴田あゆみが桃子に「桃ちゃん、アンタはねぇ、ピュアでなきゃダ〜メ。」と言うシーンを外国人向けに見せる場合には、"Oh Momoko, You should be pure." という英語字幕を使えばいいということですな(笑)